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外資社員が見た外資系企業と国別の特徴とは。アメリカ系とヨーロッパ系の違いを紹介

外資系企業の国別特徴外資系企業の実態
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一言で「外資系」といっても、企業ごとにその会社のカラー(社風)があるもの。ただ外資系企業には、それに加え本社のある国がどこかによって特徴が変わってくることも多いようです。

この記事では1外資社員である自分が見聞きした、アメリカ系とヨーロッパ系の外資系企業がどう違うか。働く人の実際の様子や英語の難易度などの実態を紹介しています

打ち合わせの時間帯が違う

アメリカとヨーロッパ、欧米と一括りにされがちですが、それぞれの国が位置する場所は時差変更線を何本もまたぐ、東西の距離が離れた場所にあります。

外資系社員として日本で働く場合、ほとんどの人が本社の人と連絡する場面があります。メールの返信がいつ来るかもそうですが、特に打ち合わせを海外にある本社勤務の人と行う場合。どの時間帯に打ち合わせするかはモロに時差の影響を受けます

アメリカ系の場合は、アメリカの始業時間は日本時間に直すとだいたい夜の22時。対してヨーロッパでは日本が夕方16時の時に1日の勤務が始まります。

打ち合わせの時間はなるべく両方が参加しやすい時間となりますが、アメリカ系の場合はほとんどの会社で朝7時からなど、日本の早朝に当たる時間に打ち合わせを行うことが多いようです。一方、ヨーロッパ系の外資系企業は日本時間の夕方16時や17時スタートとする場合が多く、何とか普通の業務時間内に打ち合わせすることができます。

今は特に自宅から会議参加も可能ですが、アメリカ系の外資で会議があると毎回、わざわざ朝7時前に出勤している人も見かけました。

早く出社した分早く帰れるメリットはあったようですが、アメリカ系企業に入社する際は自分が早朝に対応できるか・自宅から会議参加可能かなどしっかりチェックした方がいいかもしれません。

”しっかり”長期休暇をとるのはヨーロッパ系

アメリカ系もヨーロッパ系も外資系企業なだけあって、どちらも支障が出ないよう準備し申請すれば日本企業よりも休暇をとれるカルチャーになっている傾向です。

でも見ていると、休暇に関する対応方法は国によって少し違う印象を受けます。どちらも休む時は休むで長期休暇をとったりしますが、ヨーロッパ系の外資の方が”しっかり”休暇をとる場合が多いようです。

毎年1回・夏シーズンに必ず2週間の長期休暇をとる。かつその間本当に連絡がとれなくなるなど普通。さすがに休暇中にその人の業務カバーをする同僚が指定されていることがほとんどですが、事前に休暇を取ると連絡をもらえなかったり、業務の細かい部分までは引き継ぎされていなく結局休暇から戻って来るのを待つことになったり。
そういったケースがたびたび起こるものの、きっちりと長期休暇をとるのが普通なようです。

一方アメリカ系の外資系では、ヨーロッパ系と比べると「何が何でも休む」ような印象はさほど受けたことはありません。長期休暇とるよりも仕事をバリバリやって、成果をあげることを優先するような人もいるようです。

ただサンクスギビングデーとかクリスマスなど、家族・親戚で集まったりするようなタイミングで一斉に休む人がいたり。アメリカ系ではイベントに合わせて出勤者がごっそり減るなんてことがあるようです。

ヨーロッパ英語は激ムズな時も

個人的にアメリカ系とヨーロッパ系の外資系で一番知っておきたい違いは「英語の発音」についてです。

アメリカはもちろん、英語が公用語の国なので、出身地域や自分の家族のルーツによりなまっている場合があるものの、基本的には日本人が英語テキストなどでよく聴き慣れているようなアクセントの英語で話してくれます

一方、ヨーロッパ系について言うと、多くの人が流暢に英語が話せるものの、出身によって公用語は様々。英語が公用語に指定されている国もありますが、フランス語やスペイン語など同じアルファベットで書き記す言語であってもアクセントや発音などが英語とは似ているようで全然違う言語が母国語の人が多いです。

そして、中にはそういったヨーロッパの言語と英語が混ざった発音になっている人がいて、すごく聞き取りに苦労する英語を話す人がいます

同僚とも聞き取りが難しいとよく話すのですが、個人的にはネイティブの英語スピーカーが早口で話す英語より、聞き取りの難易度が高いと感じます

ヨーロッパ系の外資系企業には必ず一定数こういった本社社員の人がいる様子。こんな英語を話す人がいると心がけておくと、実際に遭遇した際に焦らずにすむかと思います。

自分は初めての時、全然聞き取れずへこんだのですが、ヨーロッパ訛りの英語はかなりリスニングの難易度は高いのは事実。

ヨーロッパ系では聞き取りがかなり難しい英語がいずれ出て来ることは覚悟しておく。そして聞き取りづらい英語に巡り合ったら、わからない部分を遠慮せずどんどん確認する。そう対応しようと覚悟を決めておくだけでも落ち着いて対応できると思います。

難しい英語を聞き取るための、リスニング上級向け勉強方法はこちらで紹介しています!
リスニング上級者を目指す!リスニング上達のコツと勉強法

いかがでしたか?自分が実態を知っているのがアメリカ系とヨーロッパ系の外資系企業のみなので本記事ではその2つの外資系企業を比べてみました。

今は中国や韓国・台湾といったアジア系の外資系企業が日本法人を持っている例も多いので、欧米系だけでなくアジア系の外資系企業の求人も多く出ています。

この記事で紹介したように、一括りに外資系企業といっても、本社がどこかで社風に違いが出て来るもの。

外資系企業への転職を狙っているという人は、その企業の本社がどこかということも意識して企業選択の条件の一つにしてみてもよいと思います。

外資系企業と国別特徴まとめ
  • 時差の違いによって本社との打ち合わせ時間が異なる。アメリカ系だと早朝7時からも普通
  • 外資系企業は日本企業より休暇をしっかり取る傾向だが、その取り方にも国ごとに違ってくる
  • 英語でコミュニケーションを取る際の難易度が企業によって違ってくる。ヨーロッパ系では聞き取りが難しいヨーロッパ訛りの英語にいずれ出会うと覚悟しておくとよい
外資系企業への転職をしたい場合は転職エージェントに相談するのがおすすめ!